まじめな副業2024(簡単で怪しくない副業多数

「楽して大儲け」のような副業はありません。苦しくも楽しい副業の世界をやや辛口で紹介します。サラリーマン・主婦・在宅のおすすめ副業(副職・サイドビジネス)もまとめています。金額別(1万円~100万円)にも副業を分類しているので、自分がどれだけ稼ぎたいかでも仕事を探すことができるでしょう。

YouTuber 中学生の夢の職業の実態は?

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<子供にも人気のYouTuber>

YouTuberは動画投稿サイト「YouTube」に動画を投稿して、広告収入を得る仕事です。
有名YouTuberの動画は実にユニークですし、自分もあんなおもしろ動画を作ってみたい、と思う人も多いと思います。
また、日本トップクラスのYouTuberの年収は1億円を超えていると言われており、面白そうなだけでなく、大きく稼げる仕事でもあります。

最近では中学生のなりたい職業ランキングの上位にYouTuberが登場するようになるなど、いまや憧れの職業と言っても過言ではありません。 f:id:sakeganomitai:20180827153025j:plain
中高生が思い描く将来についての意識調査2017

YouTuberは本業として取り組んでいる人もいますが、時間に縛られない仕事なので副業でもできます。
というか、後述しますが、YouTuberとしての収入だけで生活するのは難しいので、ほとんどの人は副業でやっていると思います。

<YouTuberになるには?>

金銭目的かどうかにかかわらずYouTubeに動画を投稿する人は皆YouTuberと呼ばれます。
今や、動画の作成はスマホでもできますし、投稿するのも簡単です。そういう意味では誰でも簡単にYouTuberになれます。全国の中学生の夢もかないそうで良かったですね。

ただ、投稿した動画から収入を得るのはかなり苦労します。

まず、広告を貼らせてもらうまでが大変です。

広告を貼るには申請を出して審査に合格する必要があるのですが、過去12か月間の総再生時間が4千時間、チャンネル登録者数が千人を超えないと審査してもらえません。
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この条件は以前にはありませんでした。末端YouTuberが良からぬ動画を投稿して社会問題になるケースが出てきたことから、現在ではこの条件により有象無象のYouTuberは閉め出される格好になっています。

総再生時間が4千時間、チャンネル登録者数が千人はかなり本気でやらないと到達できません。
当然、それに到達するまでどれだけ動画を投稿しても収入0円です。

YouTubeだけで生活しようとする人も、はじめはバイト必須です。

<どれぐらい稼げるのか?>

現在、日本トップクラスのYouTuber、Hikakinさんの年収は2億円程度と推測されています。
YouTuberでトップに上り詰めれば、大企業の社長や医者なんかよりもずっと儲かります。
しかも、医者になるにはかなり勉強が必要ですが、YouTuberは誰にでもなれます。
「好きなことで生きていく」がYouTubeのキャッチコピーですからね。好きなことをやって大金を稼げるのだから、中学生に大人気なのも理解できます。

しかし、それもトップクラスの話で、YouTuberの大半は年に1万円も稼げてないと言われています。

大まかな目安としてYouTubeで1万円を稼ぐとなると動画再生数10万回程度が必要とされています。

実は私も過去にYouTubeに動画を投稿したことがありますが、7年間で再生回数は1200回です(笑)。10万回ってとてつもない高いハードルに感じます。

<「好きなことで生きていく」ことは可能か?>

YouTubeのキャッチコピー「好きなことで生きていく」は本当に可能なのでしょうか?
トップクラスのYouTuberを見てると必ずしも好きな動画だけを作っているわけではない気がします。
Hikakinさんなんかも、激辛の食品を食べて悶絶している動画をよくUPしていますが、あれを趣味だけでやっているとは思えません。
本気で稼ぐとなるとビジネスとして割り切った姿勢が必要だと思います。

トップクラスですらそうなのだから、現実的に素人が自分の好きな動画ばかり投稿していたら、稼げるどころか広告の審査すら受けることができないでしょう。私のように。

ただ、「生きていく」にはお金は必要ですが、それ以外にやりがいや生きがいも必要です。
自分の好きなように動画を投稿することは楽しいですし、視聴者の反応があればさらに嬉しくなります。
そういう意味でなら、YouTubeを通して「好きなことをして生きていく」ことは十分可能ではないかと思います。

総合評価

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おすすめポイント:

一攫千金を狙うのもいいですが、趣味の延長として気長にやるのもオススメです。

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<YouTuber体験談>

実際にYouTuberの経験のある方に話を伺いました。

やって分かったYouTuberの大変さ(30代/男性)

私は昨年、およそ8ヶ月ほどYouTubeにて動画投稿をしていました。
所謂YouTuberというものです。

始めたきっかけは、近しい友人が既に同じようなことをしており、それを見て面白そうだと感じたからでした。
視聴者さんとの交流や動画編集の楽しさ、何より副収入が得られる喜びも、よくその友人から聞いていました。
今では小学生でも投稿している時代ですし、私も興味のままとりあえずやってみようと思い立ったわけです。

動画の内容としては、DIY関連の動画を出していました。
私はもともと昔から日曜大工が趣味で、アウトドア志向も強い人間です。
それなりに知識もあったので、それを動画内で披露して沢山の人と共有できればと思っていました。

ウェイトに関しては、普段は会社員をしていますし、立ち位置はもちろん副業という形です。
始めたばかりの頃は、大体月5000円くらいを目標に投稿を始めた記憶があります。
ただこれはまた後述するのですが、結論から言うとこの目標設定でも厳しさを感じました。
動画投稿を仕事にするのがいかに大変なのか、私はこの経験で思い知ることになるのです。

とはいえ、いざ始めてみると本当に楽しかったです。
視聴回数が1回増える毎に嬉しさを感じ、頂く評価1つ1つに一喜一憂しました。

初めての動画では、投稿から1週間経っても視聴回数が6回までしか伸びず、それはそれは落ち込んだものです。
コメント欄が賑わうなど夢のまた夢、一時はどんな辛辣なものでも構わないので、誰か書いてくれと願っていたこともあります。
だからこそ、もっと良い動画にしなければとやる気も出ました。

そして私が投稿を通じて最もメリットに感じたのは、同じ趣味を持つ仲間と出会えることです。
粘り強く投稿を続けていると、初投稿から3週間後くらいに初めてコメントを頂きました。
内容は、動画が役に立ったというもの、更にその人自身もDIYが好きだというもので、とてもシンパシーを感じた記憶があります。
以来その人とは定期的に交流を持つようになり、現在もたまにSNSでお話しをする仲になりました。

やはりYouTuberと聞くとどうしても稼ぐことに目が行きがちですが、本質としてはこういうところに魅力があるのだと思います。
何故私の動画を再生してくれたのか、それはDIYに興味があるからなのです。
動画を投稿することは、自らの趣味を主張することも兼ねていると、私は強く実感できました。

一方でデメリットとしては、色々厳しい声を頂く場合もあることです。
私の場合はある日突然それを経験したのですが、初対面の視聴者さんからいきなり喧嘩腰のコメントを頂きました。
編集が見づらい、道具の使い方が下手、喋り方が気持ち悪いなど、今振り返っても堪える言葉たちです。

私も当時は投稿初心者でしたし、なかなか上手くこういう声に対応することができませんでした。
無視をしても怒られますし、付き合い方が難しかったです。

何より今の時代はあらゆる動画で溢れていますので、人と被らないものを出すというのは意外と大変でした。
誰かと同じような動画になるとそれはそれで言われますし、人と違うことを思い付けるのも一種の才能なのだろうと痛感した気がします。

楽しかったりしんどかったり、私のYouTuberをやってみての感想はそのようなところです。
8ヶ月間でどれくらい稼げたのか気になる人もいるでしょうが、正直に話すと3000円しか稼げませんでした。
しかもこの中の半分は、最後2ヶ月間で稼いだ金額です。
先述のように本来は月5000円を目標にしていたものの、まさかの8ヶ月間を費やしても届かない結果となりました。

一応再生回数を増やすために、試行錯誤もしています。
例えばサムネイルに目立つ画像を使ったり、検索で見つかりやすいタイトル選びもしました。
同じジャンルで活躍されている人の編集を、参考にしたこともあります。
しかし自分自身の認知度を広めること、これがこんなにも大変なものだとは知りませんでした。

YouTuberは、今や小学生のなりたい職業で上位常連だと聞きます。
ですが毎月の生活費を稼げるだけの人になるには、相当の時間とアイデアも必要なのでしょう。
月収100円以下、最初はそのような事態に当たり前のように直面する世界です。
現在は視聴者側に戻った私ですが、YouTuberの皆さんは凄いなと、ひしひしと感じています。

趣味活動の一環としてのYoutuber(30代/男性)

Youtubeに動画を投稿する人のことをYoutuberというふうに呼ぶようになったのは比較的最近のことかと思いますが、私はそれ以前より少しずつ動画を投稿していました。もともと自分で自分のホームページやブログを開設して運営していましたので、Youtubeに動画を投稿するようになったのはそれの延長といった感じです。

私は鉄道が好きなので、主にそれを題材とした動画を投稿しています。具体的には、新型の鉄道車両の紹介や特急列車の車窓、沿線の見どころや風景などを扱っています。昨今は鉄道趣味というものが以前より認知され始めてきており、TVでも鉄道に関する話題が取り上げられることが多くなってきました。また、旅行についてもTVで旅番組や散歩番組というものを見る機会が多くなっています。現在はまだ趣味の範囲内で副業としてやっておりますのでひと月の収益は5桁に行くか行かないかというくらい少ないですが、これからますます注目が集まる分野だと思っていますので、動画の製作にも力が入るというものです。

一方、私の場合、動画の製作のために実際に現地へ訪れなければならないことも多くありますので、取材費がかさんでしまう点が目下のところ悩みの種です。ただ、もともとは趣味で始めたことですから、趣味にかけた費用の一部がYoutubeで回収できると考えれば、これほどありがたいことはないのでしょう。これは趣味でYoutuberをやるにあたっての最大のメリットなのではないかと思います。

幸いなことにいまのところこれといったトラブルはありませんが、動画の性質上、撮影可能な箇所かどうかの確認は徹底して行っています。また、ものごとには良い面と悪い面が存在していますが、私の動画では基本的に良い面だけを取り上げるようにしています。悪口や誹謗・中傷といった類のものはタブーです。当たり前のことなのですが、これができるだけ多くの方々に気持よく見ていただくためのコツなのではないかと思っています。

副業でやってますが、稼げません(60代/男性)

YouTuberとは何?の定義にもよると思いますが、ネット上で調べますと、以下のように様々な定義づけがなされています。
(1)「自作動画をユーチューブ上で継続的に公開する人」
(2)「ユーチューブを運営するGoogleとAdSenseの契約をし、ユーチューブ投稿動画の再生数に応じて支払われる広告収入を受け取る人」
(3)「ユーチューブ投稿動画の再生数に応じて支払われる広告収入を主な収入源とする人」

 私は、(1)と(2)に相当すると思いますので、一応YouTuberの端くれということで、経験談についてお話しさせて頂きます。

 私は、6~7年ほど前から、自作の曲をミュージックソフトでデータ化し、その曲データと、歌詞のテキストデータと、曲に合わせた画像とを動画編集ソフトで合成した動画を、趣味でユーチューブ投稿していました。

 動画投稿を始めてから少し経つと、「YouTuberは儲かる」みたいな話題が耳に入るようになりました。どうすればYouTuberになれるのかを調べてみると、「GoogleとAdSenseの契約を結ぶ」ことが最初の条件になっていることを知りました。そこで、それまで投稿していた音楽動画に関し、AdSense契約のための審査を申し込むと、数日で承認されました。当時は、承認後、まもなくバナー広告が掲載されるようになり、とても嬉しかったのを覚えています。

 私は、本業ではなく副業としてですが、自作の音楽動画に加えて、音楽系や健康系の旬な話題を扱ったテキスト動画(スクロール動画)をせっせと作成して投稿しています。

 広告収入は、基準額8000円を超えた時点でそのときの全額が登録口座に支払われるようになっています。いままでの金額を月収として割ると、恥ずかしいのですが、月3000円ほどの収入?になります。とてもHIKAKIN(ヒカキン)さんや、はじめしゃちょーさんのようにはなれませんね。

 これまで何のトラブルも無くやってきましたし、これからもそのつもりです。しかしながら、2018年2月から「過去12か月の再生時間が4000時間以上」と「1000人以上のチャンネル登録者数」の条件が収益化プログラム審査基準に加えられたので、現在は、足踏み状態の底辺YouTuberです。

 私のように、現在は広告が足踏み状態のYouTuberになってしまった方々も結構多くいると思います。しかしながら、世の中の旬なニーズを常に追いかけ、それを動画に反映させていくことを念頭におき、地道に動画作成していくことが、再生回数とチャンネル登録者数を増やしていくコツだと考えます。

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