まじめな副業2024(簡単で怪しくない副業多数

「楽して大儲け」のような副業はありません。苦しくも楽しい副業の世界をやや辛口で紹介します。サラリーマン・主婦・在宅のおすすめ副業(副職・サイドビジネス)もまとめています。金額別(1万円~100万円)にも副業を分類しているので、自分がどれだけ稼ぎたいかでも仕事を探すことができるでしょう。

塾講師 経験者が語る収入の実態や面接突破法を公開!

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<概要>

塾講師は大学生のバイトという印象が強いですが、社会人でも副業として働いている人もいます。塾の授業は大体夕方以降にあるので、副業として取り組みやすいと言えます。

塾講師では科目に対する知識はもちろん必要ですが、子供が好きなことが第一です。でないとやってられません(やってる人もいると思いますが)。

面接でも子供が好きというところをアピールしましょう。

どこで仕事を見つけるのか?

募集は各学習塾のHPや求人情報誌に出ています。

仕事はかなりハードで離職率の高い業種でもあります。その分募集も多く、特に4月と受験期の12月以降は採用されやすいです。また、個人指導の方が求人が多いです。

どれぐらい稼げるのか?

塾講師の時給は個人指導で1,200円程度、集団指導で2,000円程度で、経験を積めばそれ以上も可能です。他のバイトとくらべると遥かに高給です。

しかし、予習の時間、待機の時間は基本的に無給です。これらの時間を考慮するとそれほど高時給とも言えなくなります。

ただし、2年目以降は予習も殆どしなくてすむので、随分と楽になります。

難易度は?

学力必須。テストがある塾も多いので簡単にはなれません。

総合評価

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おすすめポイント:

高時給ですが、それより教えることが好きな人、子供が好きな人におすすめの副業です。

塾講師の詳細

以下、実際に塾講師をされていた方に詳しい話をうかがったのでまとめました。現在は中学校の教師をされている方で、指導方法などについての見識が素晴らしいです。

○塾講師の仕事内容

 塾講師の仕事の内容ですが、これは集団授業(学校の授業のような形式)か個別指導(1:1もしくは1:2で家庭教師のように質問に答えていく形式)によって異なります。

●集団授業:5~30人の生徒に授業をします。当然限られた時間で多くのことを教えるため、前もっての準備が大切になります。その準備には1時間の授業に対し概ね30分から1時間かけました。また宿題のチェックや小テストの準備及び採点など、やることは多いです。結果はテストの点数で表れるので、責任重大です。

●個別指導:それぞれの塾のテキストに沿って指導していくのは変わりませんが、そもそも個別指導は学力がそれほど高くない生徒に効果のある指導法なので(例外あり)、根気よく丁寧に指導することが鍵となります。

受験前の生徒は、個人の問題集や赤本を持ってくることあり。時々、学力の高い生徒がとんでもなく難しい問題を持ってくることがあり焦ることもあります。しかし、集団授業に比べるとスタイルが異なるため、それほど予習に時間を割きません。目線をあわすために座っていられるケースが多く、体力的にはかなり楽といえます。

◯塾講師の仕事内容Q&A

Q.しんどいけど時給の高い集団授業としんどくないけど安い個別指導なら、どちらがオススメでしょうか?

A.私個人的には集団授業です。個別授業は、コミュニケーションが1:1ないし1:2でしかありませんが、集団授業では1:30などになり、そのぶん言葉のキャッチボールが増えやりがいも増えます。学生の方などで時間の制約があり予習や小テスト準備などの時間外の業務のための時間確保が難しい人は、個別授業のほうがお勧めです。しかし、塾によっては集団授業は正社員で行い個別はアルバイトで行なう、など決まっているところもありますからチェックをしてください。ちなみに個別指導のほうが募集は断然多いです。ということは採用率も高い。

Q.進学塾と補習塾(あるいは進学コースと補習コース)は教える側としてどちらが難しいと思いますか?

A.一概には言えませんが、それぞれの異なる難しさがあります。個人的には低学力の子どもの指導が一番難しいです。進学塾の場合は時々とんでもない問題を質問しに来ますのでその意味では大変です。

Q.科目特有のコツなどはありますか?

A.理科や英語は、語呂合わせの覚え方(参考書などに載っている)などはすすんで覚え実際役立ちました。

数学は、多分ですが、この科目が大人と子どもの差が一番顕著に現れている科目だと思います。大人は気付いていませんが。したがって、自分の解き方や考え方ではなく(この場合子どもはほとんど理解できない)、子どもの目線での解きかた考え方、計算の仕方、を意識します。その上で、「こう考えると楽だよ」などで、解法テクニックを教えます。学力の高い生徒はいざ知らず、一般的な生徒は、 ①オーソドックスな解法で教える
②その上で、解き方のコツやテクニックを教える
③その際必ずそうなる理由も教える(←これが大事、ここが理解できないと後々使いこなすことができない)私が良くやる方法は、まず解きかたを写させる、それからなぜそうなるのかを考えさせる、また教えていく、です。しかしこれはある程度信頼関係があるのが条件ですけど。

Q.どの教科が一番楽な科目ですか。

A.そういう問題ではありません。数や英はこの教科しか指導できなくても採用されることがあるでしょうが、国社理は他の教科の指導も言われます。すなわち、社会だけで採用されることはいないでしょう。社会と英語、のように他教科の指導が必要です。

Q.服装髪型については?

A.茶髪禁止、男性ならネクタイ着用のスーツが基本です。女性は肌の露出や化粧、香水などを気をつけなければなりません。これは、学習の場、と言うことに加え、子どもの中には様々なアレルギーを持っている可能性もありますので。塾によっては、白衣を制服のように扱い指導時着用しているところもあります。

Q.研修は十分でしたか?教え方とかは先輩が指導してもらえるのでしょうか?(未経験でも安心して業界に飛び込んでこれるのか)

A.これは大丈夫だと思います。塾も指導が良くない評判が経つと経営に響きますので、良い塾ほど先輩先生の授業を多く見学させていただけます。私は、解法が大切なのではなくコミュニケーションを築くことだなぁ、と感じ実際その後ずっと意識しています。もちろん研修の時間は時給は付かないのですが、塾長の授業を見学させてもらい勉強してください。

Q.離職率、というか、人の入れ替わりは頻繁でしょうか?

A.頻繁です。結構ハードな仕事ではあります。また学生の方が卒業する、などです。3月、9月、7月などに多いです。逆に考えますと、4月7月8月あと受験期の12月以降は採用率が高くなるでしょう。

Q.夏休みや冬休みだと講習をやるので、教える側としても大変なのでしょうか?

A.大変です。しかし、アルバイトの場合は時間のシフト変更ができるところがほとんどですので、都合を伝えるようにしてください。塾側も無理は言わないでしょう。旅行に行く、などは、田舎へ帰る、など言い換える必要はあるでしょうが・・・。

Q.成績が上がらないとかで、クレームをつけてくる親はいますか?その時の対処の仕方などは?

A.クレームは実際あるでしょう。現に安くは無いお金を払っているわけですし。アルバイトの場合は、クレームを社員に任せることになるので自分の過失以外は任せられます。確実に自分の指導に問題がある場合は、厳しいですが自分が変わるか塾をやめるかしかないのではないでしょうか。間違っても子どものせいにしないように。

Q.親から言われていやいや塾に来ているヤル気のない生徒もいるんじゃないかと思いますが、そんな生徒にはどう対応しますか?

A.ほめることを意識し、塾で勉強することが苦痛でないことを認識させます。小テストで褒美にシールやクリアファイルなどの賞品(当然自腹)も結構喜びます。

Q.募集は科目指定で採用されると思うのですが、実際はそうではないのでしょうか?

A.数学と英語は科目指定で採用されることもあるでしょう。他教科は多分2教科以上教えなければ採用され(せ)にくいです。

Q.また、数学で講師をやれても、いきなり国語や社会もできるものなのでしょうか。

A.当然予習する必要があります。責任を伴うので、自信がなければハッキリと教えられない旨を伝えてください。

◯学年による教え方の違い

小学生はとにかくほめる。ちょっとしたこともほめまくる。例えば間違えたとしても途中の式が合っていればそれをほめる、などです。高校生はその手には乗りませんので、的確に現状を伝える。(例えばできればほめるし、できなければ復習の甘さを伝えるなど。)いずれのケースも指導はしますが、感情的に怒りません。淡々とできていないことを伝え、できるようになればほめ認めます。

指導時の具体例は、小学生には細かく丁寧に計算式なども書かせ指導します。これは、中学入試問題の中に解き方考え方も採点される問題があるからです。一方中学生や高校生はある程度の学力であれば、すっ飛ばして指導しますしできます。

なお、私にとって指導が難しかったのは、小4・5→中2→小6(受験)→中3→高→中1、でした。

小45は既知の内容があまりにも少ないので一つ一つゆっくり丁寧にしかし多くの問題を制約のある時間内に教える、という点が難しかったです。しかし彼らには周りに遊びやゲームや他の習い事など多くの誘惑(?)が待っています。塾に通っていない子どもも多いでしょう。息切れしやめてしまう子どもが出ないように気をつけなければなりません。
小6中3は目的や目標が定まっているので、勉強の習慣を身に付かせる必要はなく、ただひたすら指導することに専念できるのでそれほど大変だとは思いません。(責任は重いですが。)また中途で塾を変更すると大変なことも理解できますので、やめることも少ないです。
中1は新しい中学生活に希望を持っているので難しくないケースが多いでしょう。中2はあらゆる面で大変です。

◯塾講師の難しい点

塾講師の難しい点ですが、まずは特定の教科の指導以外にも複数教科の指導をしなければならないことが多いことがあげられます。

また、幅広い学年の生徒(児童)を指導するので、キャラも含め難しくなります。

一方、時々とてつもなく難しい問題を質問されることがありました。高校入試の難関私立も難しいですが、中学受験算数は難問ぞろいで苦労していました。これに比べればまだセンター入試対策のほうが簡単です。

共通して言えることは、自分が解けたり理解すること、と、教えること、は全く違う異なることです。前述の難問も、解くこと自体は多くの方が問題ありませんが、それをその生徒の学力レベル、理解のレベルに合わせ教える、ということが最大の難点であり、仕事になってきます。

さらに塾は営利目的ですので生徒が増えなければ経営ができません。そのためには学力を上げることが大切であることはいうまでもありませんが、やる気にさせ(そのため帰宅するときにはプラスのストロークをうつ)その塾を継続させていかせることが重要です。

◯塾講師のヤリガイ

月並みですが、やはり成績や学習態度が変わり、前向きにすすんでいこうとする子どもの姿を身近で見ることができたときでしょう。人が人を変える、というとおこがましいですが、仕事としてそのようなことが実践できる少ない業種だと思います。

また塾は学校とは違い、予め目的や目標を持ち来校するケースがほとんどです。ですので、子どもや親と塾講師との目線は同じところを向いているので、学習の意義や人の邪魔をしないなど、いちいち説教くさいことや道徳的な観点からの話をする必要はほとんどないでしょう。(このような話をしなければならないケースでは、したところで無駄な場合がほとんどでしょ?)

あと、合格した後にお礼を言いに来てくれる生徒の姿を見ると、やってて良かったなぁ、と感じることができるものです。お金では買えないものがある、プライスレスです。

いや、お金をいただいてその上お礼を言っていただける仕事って、それほどないのではないでしょうか。そのようなとき、やりがいや楽しさを感じることができます。

Q.やってて身についたスキルがあったのか?

A.教育業界で生きていきたい方には、まさに仕事=実践となり、自らの指導力を磨いていくことができるでしょう。

また、誤解を恐れず書きますが、いわゆる利潤を求めることと人の力に直接的になることができることのバランスの取り方、が身に付いたと感じます。

◯男子と女子の教え方の違い

男子生徒と女子生徒で教え方を変えなくてはいけないと思います。

私が男性であることと一般論としてではありますが、男子生徒は集団の中で競争しそこから伸びていく傾向が良く見られます。塾講師が教えることによりというよりは、集団内で競い合うことが伸びる秘訣でしょう。

 一方、女子生徒はあまりそのような傾向は見られず、集団になると最初、仲良くなる、次に足の引っ張り合いをする、最後には協力する、という過程を踏みます。

そこで大切になるのは、中途の部分で、そのときにしっかりと一人ひとりに目配り気配りをし、(変な意味ではなく)癒してあげることが大切です。難しいのはそれが周りにひいきしていると思わさないことです。また女子生徒の場合は、絶対に触れないようにも気をつけます。

◯教える上で気をつける点

私が塾で教える上で気をつけていたことがあります。

まず、帰るときにはプラスのストロークを打って帰らせることを心がけたいですね。しょんぼりさせて帰らせることだけはしないように、「よし、次も頑張ろう!」と思わせるように気をつけていました。細かいことでは、考えている最中は、ヒントも出さないし話しかけません。教えている時間よりも考えている時間が成長する時間、と考え指導していました。

また、子供は「ひいき」を気にしますし敏感です。どの生徒にも必ず1日一回声かけをするようにしていました。長い短いは大切ではなく、回数がポイントです。「最近頑張ってるようなぁ」「宿題ちゃんとしてきて偉い!」など、前向きなストロークは、これから前向きに未来へ向けすすんでいこうとする子どもたちにとって、大切ですので、ぜひ一日一回以上前向きな言葉かけを心がけてくださればと思います。

◯子供を預ける親の視点で見た良い塾とは?

子供を安心して預けられる良心的な塾には幾つかの特徴があります。例をあげます。

●社員の講師が多い

●塾長自らが授業を持っている

●教師がコロコロ変わらない

●気軽に親も子も質問できる

●情報を求めればいつでも開示してくれる

●家から遠くない(時間が無駄)

●部活動との両立が可能

●特に私立専願受験の場合は、過去(できれば昨年度)その学校の合格実績を持っている

●勉強の解法テクニックばかりではなく、勉強に向かうこどもの姿勢も大切にしている

●少なくとも1名以上、五(四)教科のスペシャリストがいる。(兼ねていても可)

●様々なタイプの塾講師がいる(優しい人、厳しい人、若い人、どっしりしている人、など)

●学校の悪口・批判を言わない ←結構大切。案外悪口を言う塾が多い。そうではなく、親と学校と塾がともに目の前にいる子どもを育てていく気持ちが大切だと思う。

●とんでもない量の宿題を出さない ← 案外無茶苦茶な量の宿題を出す塾があります。もちろん受験期には必要でしょうが、それ以外であれば、あくまで学習の基本は学校の授業です。そこがおろそかになるのでは意味がありません。塾の宿題を終わらせるために学校の提出物ができなかった、などでは本末転倒でしょう。

逆に悪徳な塾は、なんでも子どものせいにする、講師の入れ替わりが激しいなどの特徴があります。

塾講師バイト採用試験体験談(面接自己PR・志望動機など)

塾講師バイト体験談 はじめに

一時の受験戦争と揶揄されるほどの時代から比べると、少子化もあり衰え気味ではあるというものの、未だ健在の塾業界。

私は、アルバイト、という形ではあったものの、3つの塾を経験しこの業界に関わってきました。

ここでは、子どもさんのための塾を探しておられる方向けではなく、塾講師を考えている方に向け、私の経験談を書き記し役立てば、と考えています。

ただし、断っておきたいのは、私は教えることに関してはプロですが、塾講師のすべてを知っているわけではないので、ここに記すことは全て私の主観であることを加えておきます。

また、記載の内容は個々の塾によって全く異なるので、その点もご了承願います。

◯塾アルバイト 志望動機について

塾講師といえば「高時給」ですが、それを志望動機の第一番目に挙げる方はいらっしゃらないとは思います。最初にお金の話を出すと採用する側も引っかかってしまうでしょう。しかし、確認という意味では、給料や時給について確認しておいてよいと思います。(交通費の有無なども)

多いのは、子どもが好きであることを挙げる方ですが、これはこの仕事の最低条件ですので、そこを強くアピールすることは逆効果かと思われます。他に第一志望理由を挙げておいて、加えて子どもが好きであることは良いと思います。

(具体例)

●将来、教師を目指している ←採用率高い

●今までの営業で培ったコミュニケーション能力を活かす仕事がしたい

●学生時のボランティア活動の経験を活かしたい

●教員免許を取得している ←志望理由の二番目くらいか

●(学生なら)中学生のときに熱心に教えてくださった塾の先生の影響で

●司法試験や行政書士など上位資格を取得したい方が、勉強時間確保のために働くことを志望理由にしているケースも多いです。

上記に加えて、日本のこれからを創り上げていく子どもの未来を切り開くための一助になるには、自分自身がどのような役割を担えるか考え、PRしていきましょう。あなたならではの理由が必ずあるはずです。

◯採用条件についてQ&A

Q.学生不可の塾って結構多いのですか?

A.進学塾や有名塾ほどその傾向はあります。しかし一般的に学生不可の塾は少ないです。個別指導や家庭教師は、時給が低くて済む学生の採用を積極的に行ないます。

Q.正社員とバイトの待遇の差は大きいですか?どっちが得でしょうか?

A.一概に言えませんが、一生塾業界に関わるのなら正社員の方が良いです。しかし、(教師もそうですが)後々潰しが利かないので、他の業種も考える人はアルバイトでしょう。進学塾や有名塾以外は、正社員の人数は驚くほど低いです。(例えば一校舎に正社員は2人など)当然ですが、正社員のほうが責任は重くなります。(しかし、アルバイトだから責任感無しでよいという意味ではありませんので。)待遇面では違いが出ます。

Q.女性が採用されやすいとかはありますか?

A.多分関係ないでしょう。しかし、なぜか男性の率が高いです。数学や理科が得意な方が女性よりも男性に多いからか?いずれにしろジェンダー社会である現代で関係ないと思われます。ちなみに家庭教師などでは、女性限定求人が多いです。(生徒が女子生徒などの理由で)

Q.教員免許があれば優遇されるとか時給が高くなるということはあるのでしょうか?

A.採用される率はかなり上がるでしょうが、時給に反映はされないところがほとんどです。年齢や経歴が反映されることはあります。

◯塾講師バイト 採用試験

必ずあるのは個人面接です。あと塾によっては、筆記テストがあるところもあるし模擬授業を課すところもあります。筆記テストは中三の入試直前の模擬試験を受けました。いわゆる有名塾は試験も難しいと聞きます。

しかし正直なところ、私自身は何も採用試験の対策はしたことがありません。ただするのであれば、やはり中学3年生の数学・英語の復習でしょう。案外忘れていて難しいものです。学力と同じくらい若しくはそれ以上に見られるのが人柄です。普段から、周りからどのように見られるか、を意識することも案外大切なのでしょう。(生徒から見られる仕事でありますから。)

また、採用条件ですが、大卒以上が必須条件です。現役大学生可のところも少なくありません(特に個別指導)。

なお、理系(数学と理科)は重宝されます。ちなみに、正社員が多いところほど安泰といえるでしょう。

◯塾講師バイト 自己PR

バイトあるいは就職の場面では必ずといっていいほど自己PRが必要になってきます。

塾講師の場合どのあたりを重点的にPRしていけばよいのでしょうか。

まず、学生と社会人(経験者)で、PRすることができる点が異なるかと思います。

●学生・・・やはりアピールできる点としては中高大のクラブ活動です。勉強ばかりしてきた、というよりは、クラブ活動から学べる協調性や、また中高生が持つ悩みや学生生活をより理解できる点からも、採用する側からするとチェックしておくポイントになるでしょう。加えて、地域などでのボランティア活動もPRできるでしょう。特に、子どもと関われるようなものは良いかと思います。

●社会人・・過去に塾アルバイト経験のある方や教育関係に関わってきた経験のある方は採用率が高いと思われます。また例えば、営業経験のある方なら人と接すること話すことが上手な方が多いでしょう。そのような、人(子ども)と接する仕事であることを意識した点を特にアピールすると好まれるでしょう。加えていわゆる学歴は大きくものを言います。また、仕事のなかで英語を使用していた方が採用された、ということはよく聞きます。教員免許を持っている方もアピールできるでしょう。(持っていなくても問題は有りません。)しかし、これまでに営業をやって経理をやって事務で・・・、などの場合は、幅広くやってきたというよりコロコロ変わる人と捉えられてしまいます。教育業界では好まれません。

共通して言えることは、子どもが好きであることはこの仕事の最低条件ですので、そこを強くアピールすることは逆効果かと思われます。子どものこれからの未来を切り開く一助になるために、自分自身がどのような役割を担えるか考え、PRしていきましょう。

◯塾講師バイト学力

塾が求める学力は進学塾か補習塾か等によって大きく異なりますが、概ね高校入試問題が(教えられなくても)解けること、という場合が多いです。実際私も採用の際、中学3年生の模擬試験を受けたことがあります。有名進学塾になると、難関高校の入試問題レベルを解かされるでしょう。これは解法のテクニックを知っているかどうかを確認するためです。高校生を指導する塾や予備校ではセンター入試レベルが解けなくてはいけません。考えている塾に合わせ、復習が必要です。

一般論として、個別指導の塾よりも集団授業の塾の方が、学力を必要とします。

◯塾講師バイト 時給

塾講師バイトの魅力は第一に時給が高いことがあげられます。

その相場は大体、集団授業は時給2000円~3000円、個別指導は1200円~2000円程度。大手の個別指導は時給1200円前後。交通費は出るところがほとんどです。しかし、予習や、講師室での待機の時間については時給が支払われることはほとんどありません。

また、科目による時給の違いはありませんが、教える学年(例えば中学生と高校生)などで違いがある場合はあるかも知れません。

月給は授業に入る回数にほぼ比例します。アルバイトのMAXは20万円ほどでしょう。学生の方なら、学業があるので概ね月4~8万円ほどではないでしょうか?

なお、私自身は多いときで12~3万円でした。

○結局のところ本当に稼げるバイトなのか?

確かに時給は魅力的です。しかし、1日で長時間勤めることはできない場合が多いので(1日概ね2~4時間)、稼げるバイトかどうかは微妙でしょう。日々学業実験があるなど、限られた時間しかない方には良いと思います。単に時給がよいからアルバイトをしたい、と考える方には正直不向きと言えるでしょう(予習や授業後にする雑務など賃金が支払われない中で働く時間も結構あります)。

◯大手塾と個人塾の違いは?

大手チェーンタイプ塾:何よりも進学実績が大切になります。また親御さんもそこを大切にして来校されます。したがって、より指導力が重視されるでしょう。また、様々なことがマニュアル化されており、指導以外の面では足並みをそろえて、と言うことになるかもしれません。

 個人塾:地域に密着しており、長年の実績が親御さんからの信頼に繋がっております。そのようなところは、指導力よりもコミュニケーション能力を求められる可能性があります。また、その塾の卒業生が働くケースも少なからずあります。また塾が乱立する現代で、生き残っている塾には何かしらの優れた点があるはずです。そこに共感できるかどうかもポイントとなるでしょう。

 上記のように、当たり前ではありますが、一長一短がありますので働くのはどちらが良いかは個人によりけりでしょう。私個人としては、個人塾のところで働いたことが多く、アットホームな雰囲気が私には合っており居心地は良かったです。

 子どもを通わせるのはその目的にもよるでしょう。上記のように、進学実績を重視するのなら大手でしょうし、家から近い、や、昔からありよく知っている、などの理由で個人塾を選択される方もいらっしゃるでしょう。

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体験談:週に一度、個別指導塾講師の副業(30代/女性)

別の方からも塾講師について話を伺いました。

平日はOLの傍ら、週に一度、土曜日の午前中から午後の時間にかけて、学習塾で個別指導の副業をした経験があります。副業を始めたキッカケは、お給料がなかなか上がらず、貯金を増やせなかったことと、学生時代に同じアルバイトをしていた為、仕事の勝手がよく分かっていたと言うことです。私がこの副業で稼いでいた額は、大体一日2千円から3千円、月単位にすると1万円から2万円の間でした。週に二度三度、平日の夜もシフトに入ることが出来れば、月3万円から4万円稼ぐことも可能です。

この副業のメリットは、すっかり忘れていた学生時代に教わった内容を復習することが出来、とても勉強になるという点です。一方デメリットは、授業の準備にある程度時間が掛かる為、就業時間以外にも、自分の余暇の時間を潰すことになるという点です。この副業の楽しい点は、小学生や中学生のお子さんと沢山触れあえるということです。講師に懐いて色々なことを質問してきてくれる生徒は、本当に可愛いと思える瞬間があります。

一方で辛い点は、生徒の集中力を高める為に、様々な工夫が必要になるということです。型どおりの教え方では、生徒に飽きられてしまいます。ルーティーンワークではなく、常によりよい授業にする為に頭を悩ませる必要があります。この副業を楽しむには、とにかく「生徒一人一人を好きになる」ということです。一体、何が分からないのか、一体生徒が何につまずいているのかを一緒に悩み、指導していく。すると、「あ、先生、分かった」と、生徒が笑顔を見せてくれる瞬間が訪れます。その笑顔に出会うことが出来れば、仕事上の大抵の辛さは吹き飛んでしまいます。生徒一人一人に愛情を注げば、それまでに使った労力の何倍もの喜びが得られます。

 私の場合、生徒の一人が第一志望の高校に受かった時、とても気持ちがこもった素敵なお手紙を頂いたこともありました。職場の同僚はほとんどが大学生で、多少のジェネレーションギャップを感じることもありましたが、話している内に大学生のお悩みなど色々と知る事が出来、仕事のあと一緒に飲み会に行った時などは、学生時代に戻ったようでとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。この副業は、人に何かを教えることが好きな人、そして、子どもが好きな人に特にお勧めです。人に直に関わり、自分の持てるささやかな知識を人に分かち合っていると、普段の仕事とはまた違った喜びが得られます。

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