意外にラクなバイト
年末年始限定ですが、年賀状配達バイトは人気があります。
概ね12月20日ごろから翌1月7日頃まで、2週間ほどの短期バイトです。
学生が休みの時期なので、高校生・大学生が多いですが、社会人の副業としてもできます。
- どこで仕事を見つけるのか?
求人誌などに掲載されています。
- どれぐらい稼げるのか?
時給に関しては地域によって差がありますが、配達だと950円ぐらい、仕分けだと850円ぐらいです。
- 難易度は?
年齢は不問、資格も必要ありません。
しかし、配達業務の場合は原付免許が必要な場合もあります(免許がないと自転車で配達)。
配達の場合、配達ルートや各家庭のポストの位置を覚える必要があるので、始めの数日は大変かもしれません。
しかし、一旦覚えてしまえばルーチンワークです。
年賀状仕分けの作業は、簡単すぎて眠くなります。
私も大学生の頃、年賀状配達をやっていたので体験談をまとめます。
応募から採用までは簡単でした。
面接はありましたが、採用が前提の面接でした。
シフトのことなどを聞かれました。
面接でよほど変なことを言わない限り採用されると思います。
採用が決まったら、半日程度の研修があります。
郵便物を捨てたら犯罪になるとかいうお話や、原付の練習などです。
私は自動車免許を持っていたので、原付には乗れるのですが、実際に乗ったことはありませんでした。
なので、自転車で配達を希望していまいたが、原付の方が少しだけ時給が高かったことと、職員の人が原付を勧めてくれたので、原付で配達することに決めました。
一応、1時間ほど練習したら原付に乗れるようになりました。
しかし、実際の現場では何度か転倒しました…。
12月末から仕事開始です。
初日は職員の人の後について担当箇所のルートや郵便ポストの位置を確認しました。
慣れたら何てことないのでしょうが、初日はまったく覚えられず、本当に自分が出来るのか不安になりました。
2日目からは自分一人で地図を見て配達しました。
前日に職員の人に案内されたと言っても、すぐに上手くこなせる訳ありません。
結局時間内に配り終えることはできませんでした。
しかし、職員の人からするとそれは想定内のようで、別に怒られたりはしませんでした。
元旦までにできるようになればそれでいいみたいです。
あくまで年末の配達業務は年賀状配達の練習という位置づけです。
3日目も全部配り終えることはできませんでしたが、2日目よりはズムーズにいきました。
4日めで全部配り終えることができました。
5日目以降は配達が早く終わって時間が余ったので、郵便局内で仕分け作業にも参加しました。
仕分け作業は簡単ですが、機械的な作業なので非常に眠くなります。まさに睡魔との戦いでした。
配達は責任は重いし、外は寒いし、仕分けよりしんどいですが、外で一人で仕事をするほうが気楽で、自分には向いていました。
慣れたころには郵便配達も楽しいと感じるぐらいになっていました。
そして、勝負の元旦。
持ち場のルートや各家庭のポストの位置は完全に覚えていたので自信はありましたが、いつもに比べて配達物が大量なので、少々不安でした。
大量なので一度ではバイクに積み込むことができず何度か局に戻ってきては出動してを繰り返しました。
しかし、なんとか時間内に配り終えることができました。大役を果たせてホッとしましたし、嬉しかったですね。
1月2日は休みで、3日からまた数日仕事をしてバイト終了でした。
なお、翌年も年賀状配達バイトに応募して、同じ地域を担当しました。2年目だったので余裕でした。
●年賀状配達のコツ
どんなバイトでもそうですが、はじめから上手くこなせるワケありません。
年賀状配達バイトのコツですが、わからないこと・失敗かな?と思ったことはすぐに職員に聞くことです。
さらに、時間内に配り終えられなくても気にしないことです。
多分当たっていると思うのですが、職員はバイトを怒らない・急かさない方針のはずです。
郵便局からして何より怖いのは、バイトが失敗したり、作業が遅かったりすることよりも、バイトが郵便物を配達しないで田んぼとかに廃棄することです。
バイトが失敗した時に怒ってしまうと、次に失敗した時にバイトは言い出せなくなって、郵便物を捨ててしまう可能性があります。
それだけは絶対避けなくてはいけないので、職員の人はバイトにやさしいです。
●年賀状配達バイトのメリット
★意外に気楽にできる
★職員の人は基本的に優しい
★郵便局はのんびりしている・急かされたりしない
●年賀状配達バイトのデメリット
★ルートやポストの位置を覚えるのに数日かかる
★責任感を感じる
★多分、友だちはできない
★寒い
年賀状配達バイトは全体的に見るとラクなバイトだと思います。時給もそこそこですし、小遣い稼ぎ程度の副業でやってみるのもいいと思います。
もし、配達の仕事が気に入ったら、長期バイトも募集しているので、応募してみるとよいでしょう。
総合評価
おすすめポイント:
ルートやポストの位置を覚えるのは大変ですが、3日もすれば覚えるので、後は楽な仕事です。人と関わることも少ないのでストレスも少ないです。
年賀状仕分けの副業(30代/女性)
私が副業をしたのは、その時の仕事の人間関係や仕事内容に不満や悩みを感じていたからです。勤務時間が契約と違い、残業は当たり前。早番を希望しても聞き入れてもらえない。このままここで働いていても自分が辛くなるだけじゃないか。なので辞めようか考えている時に、一緒に働いていた人に誘われて短期の郵便局の年賀状仕分けのアルバイトを始めました。
短期とはいえ経験すれば短期ではなく継続で仕事がもらえるという話を聞いていました。始めてからのメリットは、いつもの仕事とは違うことをするので新鮮な気持ちになることだと思います。それに新しい人脈が広がります。
デメリットは体力。完全な休みの日がなくなってしまったので疲れてしまいました。ただ、その時の仕事を辞めたいという気持ちでいたので、辞めて全く仕事がない期間を作らなくて済むし、お金の蓄えも出来るので安心な気持ちでもありました。周りの人も短期の仕事の気楽な気持ちからか、厳しく指導するような人はいませんでしたし、優しく迎えてもらったと思います。
たくさんの年賀状を機械にかけて、郵便番号で仕分けられたボックスから抜き束ねて決まったかごへ入れる仕事でした。慣れてくるとボックスの場所も覚えてきますし、この郵便番号が多いなど把握も出来てスムーズに働くことができました。郵便局での勤務なので時間もきっちりしていました。休憩時間に頑張って自分の分を終わらせようとしたのですが、休憩は休憩だからと休むことを進められるような勤務で初めての経験で驚いたのを覚えています。
副業を始める方というのは、お金が欲しいという理由だったり、今の職場を辞めたいけどすぐには辞められないなど私と同じような方が多いと思います。そういう方は思い切って飛び込んでみるといいと思います。小さな職場とは違い、たくさんの人間がいる職場なのでいい意味で人間関係が薄い場所でした。その時の私にとってはすごくありがたかったです。一生懸命働いていたことと、続けられるのなら継続して働きたいという話をしていたので、短期の契約期間終了後にお誘いを頂き、働かせてもらえることになりました。タイミングも私の希望に沿うようにしていただけましたし、最終的には転職という形になりました。
今はもう郵便局では働いていませんが、いい経験になったと思っています。